サロン日記
看護師の免許を持って20年すぎました
国家試験に合格してから20年たちました。
これまでで一番、看護師免許を誇りに感じています。
病院などで働いていると、ナースがたくさんいますし
当たり前に働いているばかりか、
医師から尊重されていないとか、ナースは忙しすぎて損をしているとか、そんな気持ちになることもありました。
病院をはなれ、地域のクリニックや介護関係のお仕事をしたこともあるのですが
看護師が圧倒的に少ない場所で仕事をすると
医師ほど看護師を信用してくれる存在はなかったことに気づかされます。
キツい仕事を頼まれたり、医師のワガママで振り回されることがあると、
ナースって損してる!と感じる事もあるでしょう。
けれど、圧倒的に信頼されているからこそ、任せて貰えるのだということを
病院デビューしたばかりの新人さんや、疲れて辞めたくなっているナースたちにちょっと、考えてほしいですね。
小さなクリニックや施設から、さらに責任が重くなるのは
ナースひとりで仕事をすることです。
ナースがサロンをしているとき、プロフィールをみると
「元ナースのセラピスト」「元看護師」
と書かれていることが多いですね。
私たちは忘れがちですが、看護師は常に看護師です。
なのに、どこかの組織や施設で勤めていることが、
看護師の仕事だと、いまの看護師の働く仕組みからそのようにインプットされています。
けど考えてみてください☆
元医師 元弁護士 元建築士
って、呼ばれてるのきいたことありますか?
漫画家の手塚治虫さんは「医師でもある」と言われてます。
看護師ひとりで開業しても、今の日本では医療行為は行うことが出来ませんが
看護という仕事の中心は
「家族を思いやるように世話をしたり気遣ったりする」ことです。
この私のサロンから発信して、
自らサロンを開業している看護師が、現役ナースという気持ちをなくさないような
働きかたが広まっていくと良いなと感じています。