サロン日記
〈病院訪問日記〉湘南記念病院 乳がんセンターへ
昨日6月26日、湘南記念病院 乳がんセンターへご挨拶に伺い、センター長の乳腺外科医・土井卓子先生がご面談下さいました。
土井先生には4月と5月に開催された
「乳房再建セミナー」
「かながわ乳がん市民フォーラム」
のときにご挨拶させていただいて、
サロンのパンフレットを受け取って頂いてました。
医療機関にご挨拶するのは今回が初めてなので、早めに到着して緊張しながら待合室にいたのです。
ふと乳がんセンターの入口にあるラックをみたら、そこにサロンの パンフレットが!
こうして展示いただいて本当に嬉しくなり、少し緊張がほぐれたところで土井先生がお声をかけてくださいました。
土井先生との面談では、
サロンで実施している乳がん治療後のケアやお客様の心身のお悩みについて、
お客様からいただいた質問などについてお話を聞いていただきました。
それらに対して、先生からたくさん助言をいただいてきました。
不安だったこと、確認したかったことを、
先生からご意見を直接お聞きできました。
今日からさっそく、サロンのケアに活かしていけることばかり。
今までよりいっそう自信をもって、
安心して、セラピストのお仕事に励んでいけると思います。 本当にありがとうございました。
中でもひとつ、最重要と思ったお話は 「どんな小さな疑問や不安でも、何年たっても、受診して医師に相談していい」という事。 そしてなによりまず「受診して確認すべき」 ということです。
乳がんを経験された方は、治療が終わって何年たっても、これでいいのかなと不安な気持ちになることが多いです。
ひとりで悩んだり、調べたり、誰かにきいて回ったりするのではなく、
治療を担当してくれた医師に相談してください。そして安心して日々の暮らしを続けて欲しいと思います。 今回はこうして面談時間をとってくださり、乳がん看護認定看護師の長嶺さんをご紹介くださいました。
現場で患者さまを支えていらっしゃる、
長嶺さんからの生きた看護のお話で、
日々のサロンでのケアにとって足りなかったところが、温かく満たされたような気持ちになりました。
この地域の乳がん患者さんを支えていただき、本当にありがとうございます。
湘南記念病院・乳がんセンターは、最初の訪問先としてずっと心に決めていました。
それはあるお客様の「私の手術をしてくれた土井先生に、ぜひ会ってほしい。そしてこのサロンを知ってもらって欲しい」
という言葉から。
なかなか外へ出て行動しない私に、ずっと言い続けて下さったのでした。
サロンには手術の前、術後ケア、化学療法中のケア、放射線治療後ケア、
そして治療から5〜10年後の心身のケア…と
乳がんを経験されたお客様へ様々な段階のケアを臨機応変に行っています。
変化していく乳がん治療についての知識を日々更新しながら、技術を高めながら、よりよくお客様のお役に立ちたいと思います。
8周年キャンペーン/アロマスプレーのプレゼント
オーガニック精油を使用したアロマルームスプレーです。
成分は天然精油、植物性発酵アルコール、精製水のみ。サロンで一つずつ、心をこめて手作りしました。
5周年のときにノベルティとして作ってから定番として人気の「ローズマリーブレンド」、
リニューアルした「ゼラニウムブレンド」「ローズウッドブレンド」の3つの香りからお好きなものを1つプレゼントいたします。
どの香りも安眠効果が高く、お休み前のピローミストにピッタリです。
枕カバーやハンカチにスプレーして、ゆっくりお休みください。日中のリフレッシュにもお使いいただけます。
サロンへご来店のさいは、ぜひ香りをお試しいただき、お気に入りをお持ち帰りくださいね。
【最愛のローズマリーブレンド】
ローズマリー、スイートオレンジ、フランキンセンス、というシンプルな処方なのに、経験したことのない癒しの香りに包まれる。
サロン5周年のノベルティとしてアロマブレンドを使っていたとき、偶然できたブレンド配合でした。記念すべきサロンの香り第1号です。
ローズマリーはローズマリー・シネオールという穏やかな作用の品種を使用しています。
今年のローズマリーブレンドから、スイートオレンジがヴィアロームのオーガニック・エッセンシャルオイルにグレードアップしました。よりいっそう、新鮮でジューシーな、美味しそうな香りになっています。
ローズマリーブレンドは定番商品ですので、いつでもご購入いただけます(30ml/1,500円)。
【数量限定の非売品】
インド産サンダルウッドと、木部抽出ブラジル産ローズウッド。この2種類は現在、すっかり入手困難な精油となりました。しかし癒しの効果が絶大で、記念品として年に一度だけ作り続けています。
◎ローズウッドブレンド
絶滅危惧種としてブラジル政府から生産管理されている木部から抽出のローズウッド精油を使用しています。
サロンでもローズウッドはメーカーさんから多くは購入できなくて、ひごろの施術用と周年記念ノベルティ用に年間計画して保管しています。
環境問題としてローズウッドを守るため、多くのメーカーさんがローズウッドを扱わなくなっています。私もサロンとしてローズウッドとどのように向き合うか日々、考えているところです。
サロンも過去にホーウッドや、入手しやすい葉から抽出されたローズウッドを使っていたこともあります。
けれど、ヴィアローム社のローズウッドに出逢い、心身を癒す素晴らしい香りをお客様にも使って頂きたいと感じました。
ローズウッドブレンドは、猛暑に心地よい「涼しい風」のような爽やかな香りです。
ローズウッドをベースにローマンカモミール、ラベンダー、フランキンセンス、ライムの絶妙なバランス。
ラベンダーには極めて豊かなフローラル調のラベンダーファインAOP、香りがフルーティーで優しいラベンダースーパーの2種類を使用しています。
ラベンダーファインAOPとはフランスで最高品質のラベンダー精油の証明であるAOP認証を受けたもので、プロヴァンス地方で「青い黄金」と呼ばれる大変貴重なものです。
ローズウッドブレンドに含まれる精油は、どれもが主役となるほど個性のある香りです。そこからある日偶然うまれた「涼しい風」なのです。
◎ゼラニウムブレンド
ローズゼラニウムをベースにした華やかながらスッキリな香りを、ラストノートでほのかなサンダルウッドが心を落ち着けて安らぎを与えてくれます。
ゼラニウムブレンドには現在は希少なインド産サンダルウッド(Santalum album)を使用しています。
インド産サンダルウッド(Santalum album)は、絶滅危惧種に指定されており、ローズウッドと同じように伐採・輸出に制限があります。
ですのでとても入手困難になりました。
さらに完全に遮光してサロンの秘蔵品として、厳重に保管しています。そして上質のワインのように大切に熟成させています。
サンダルウッド精油は、ボトル開封後も酸化スピードが極めて遅いことで知られています。
さらに、年月を重ねるほどに香りが熟成して豊かになるのです。
ノベルティのアロマスプレー専用に大事に使っています。
現在、施術に用いるサンダルウッドは、インド産の代替品種であるオーストラリア産(Santalum spicatum) です。持続可能な供給源としていま主流となっています。
インド産に比べるとやや軽く、スッキリした香りです。
ゼラニウブレンドは、ローズゼラニウム、華やかなローズ調の香りが広がります。
しかし嫌味がなくスッキリしているのは、レモンとパルマローザの爽やかさが決め手となります。
従来のゼラニウブレンドから新しくパルマローザが加わったことで、アロマセラピーらしいハーブ調の草の緑を感じる風味が隠し味となります。
パルマローザもローズ系の香りで知られていますが、イネ科の植物でレモングラスの仲間です。
ローズゼラニウム特有の香りのキレの悪さ、むせかえる様な濃厚さを、パルマローザのハーバルな成分が落ち着かせています。
胸に沁みるようなフローラルな香りなのに、しつこくなく、アロマセラピーならではの豊かな香りが口から鼻へ抜けていきます。
安眠効果が高く、女性ホルモンバランスを整えてくれるブレンドです。
医療人としてのセラピストの責任
2025年5月31日、
第23回かながわ乳がん市民フォーラムに
サロンのお客様Aさんと一緒に参加してきました。
中でも神奈川県立がんセンター乳腺外科医長の合田先生が、講演の中で「乳がん治療の進化による患者様のQOLの向上」について
非常に難解な事柄を驚くほど分かりやすくご説明してくださいました。
ひごろ鵠沼海岸のサロンに居続けてなかなか外へ出ない私にとって、医療の日進月歩はすさまじいものです。
昨年の第22回の開催後1年間かけて丁寧にご準備された、かながわ乳がん市民フォーラム。私が知るべきことが凝縮された学びの1日となりました。
合田先生のご講義で学べたことは
「手術・放射線治療・術前術後治療・ホルモン療法・がん細胞の遺伝子検査と、乳がん治療のあらゆる段階で新薬や新しい治療方法が進んでいる」ということです。
乳がんを経験される方がより楽に治療を受けられるように。今後もますますテクノロジーと薬剤開発は進んでいくとのことでした。
普段の私は、看護師ではなくセラピストとしてリラクゼーションやエステの世界にいます。
手が及ばず力不足を感じることもあります。
しかし医療現場にいる医師や薬剤師さんが「治療効果あり」の根拠を示してくださることで、
何かあればやはり医療は支えてくれる
という心強さを感じました。
2022年の夏。
「手術も化学療法も受けず」
「長年の闘病を秘密にしたままで」
とても大切な友達が亡くなりました。
彼女が闘病していたとき、
私は乳がんサポートサロンという仕事をしていたのです。
もしがんに罹ったら「彼女なら打ち明けてくれるはずだ」と思い込んでいました。
お別れもさせてくれずに旅立ってしまった、大切な友達の生き方を私は尊重したいように思います。
しかし、乳がんの標準治療で人生を取り戻している人が圧倒的に多いということを、信じて欲しかったです。
今回、合田先生のお話きいて再確認できた気持ちがあります。
私は看護師として医療現場にいないけれど、
医療人であることの責任をセラピストという仕事を通して全うしたいのです。
術後の傷跡ケアー乳がんサポートコース
術後1ヶ月くらい一度も傷跡を触れないというお客様がいらっしゃいました。
「手術の傷跡がこわくて自分では見れない」 「触れないから傷跡を洗えない」
との事で、サロンで術後はじめて傷跡の絆創膏を外すことになりました。
お客様は「見たくない」と言われ緊張されていました。
・まずホットタオルで傷跡をあたためて湿らせ、マカデミアナッツオイルで優しく傷跡まわりをクレンジング。
◎マカデミアナッツオイルにはお肌を柔らかくする働きがあります。
・汚れが浮いてきたら、お肌を擦らないようにお湯で湿らせたコットンを置くようにしながら優しく拭いとります。
・仕上げにマカデミアナッツオイルで保湿します。
本当に術後はじめての傷跡ケアで、手術の時の消毒がそのまま残っていました。
「怖かったけど触られても全然痛くないのね」 と驚かれ、緊張されていたお顔が和らぎました。
乳がんサポートコースでは、ご希望に応じて傷跡のお手入れを一緒にさせていただきます。
◎ご自宅でのお手入れ方法もお伝えします。
◎コース料金以外の費用はいただきません。
◎お体のチューブが抜けて1週間以上すぎてからご相談ください。
サロンのお部屋リニューアル中
〈リニューアル改装中〉
長年お世話になった古いソファ
さきほど運び出されました
そしてもうすぐサロンに
新しいソファが届きます✨
お馴染みのサロンの風景を片付けながら
記念撮影しました。
実家で長く使ってきた古いソファなので
思い出もありますが
実は裏側は猫のつめとぎでボロボロだし
あちこち擦り切れて繕い跡だらけ
(お客様にバレないように用心して使っていました〜)
サロンを営業しながらのリニューアルなのでお客様にはご不便をおかけしてます。
なんにもなくなりました。
ガランと広々したところで床をピカピカに磨きました。
まもなく新しいお客様用ソファが到着します。
開業当初から「リゾートホテルに来たようなお部屋をつくりたい」
という理想がありましたが、なかなかお部屋を整えるまで手が回らず、もうすぐ8年。
旅行などの息抜きにお出かけすることが出来ないお客様でも、
ロスマリヌス鵠沼海岸へかられたときに
お疲れや病気を忘れて
「自分だけのための特別な空間」
を楽しんでいただきたいな〜と思っています。